日本言語技術教育学会blog

言語技術教育の創造を目指しています。

 日本言語技術教育学会第33回研究大会群馬大会

 日本言語技術教育学会第33回研究大会群馬大会を令和6(2024)年6月29日に群馬育英大学で開催します。楽しみです。

 今大会では,鑑賞対話指導,テキスト生成AIを用いた作文指導,説明文指導,詩歌指導の模擬授業を通して,それぞれの領域で扱う言語技術を検討します。

 言語技術には,いくつかの階層がありますが,我々が主に検討しているのは,学習者が使用する言語技術と指導者が使用する言語技術です。

 学習者が使用する言語技術もいくつかの階層がありますが,学習者が言葉で表す言語技術の一部を学習用語と呼んでいます。言語で表せない言語技術もあります。例えば,その相応しい配慮などです。

 指導者が使用する言語技術は指導技術とそれ以外になります。指導技術以外の言語術としては,人間性を表す巧みな言葉遣いなどが含まれるでしょう。これはかなり指導者の個性的なものです。ただし,教室雰囲気は学習効果を高める大きな要因ですから,最も重要です。そのような安定した雰囲気の上にて,指導技術が効果を発揮します。

 このように,言語技術とそれ以外の多くの要素がスパイラル的に関連し合い,学習者が満足するよい授業が成立するのです。このような前提の上で,特に言語技術を抽出して検討しているのが本学会です。言語技術の向上だけが,効果的な授業を成立させる要因ではありませんが,言語技術が高まるとより授業が,生活が,人生が充実します。

 

 若い皆さんも,自らの言語技術を向上させたり,学習者の言語技術を向上させたりして,言語活動の充実やより充実した個別最適な協同的な学びを成立させたりしませんか。言語技術の向上は多くの活動を高め,思考を深めます。

 群馬,育英短期大学でお待ちしています。

 

 お申込みはこくちーずからです。

www.kokuchpro.com